【コラム】試験片(テストピース)の形状について

  • 公開日:2025年2月10日
  • 更新日:2025年3月17日

試験片(テストピース)の形状について

試験片(テストピース)と一口に言っても様々な形状があります。試験片(テストピース)の形状・サイズはJIS規格・ASTM規格で規定されていることもありますが、お客様のお持ちの機械に合わせた試験片(テストピース)、お客様の社内実験で決定されたサイズに合わせた試験片(テストピース)も製作しております。

平板・シート

平板・シート試験片(テストピース)

一番多い形です。吊るし穴を開けてめっき処理液の性能を確認したり、表面状態を一定することも可能です。研磨を行い表面状態を細かくすることもできますし、サンドブラスト処理で表面を荒らすこともできます。素材によって手配できる厚みは異なりますが、箔のように非常に薄いものから分厚い試験片(テストピース)まで製作しております。

リング・円筒

リング・円筒試験片(テストピース)

円柱状の試験片(テストピース)に大きな穴があり、リングや円筒の形をした試験片(テストピース)を製作・加工することもできます。例えば、「 JIS K7218 プラスチックの滑り摩耗試験方法」にて規定されている中空円筒試験片(テストピース)や丸棒試験片(テストピース)などを製作可能です。

ピン・円柱・丸棒

ピン・円柱・丸棒試験片(テストピース)

直径4.0mm、長さ10mmのピンのような小さい試験片(テストピース)から、直径30mmの長さ100mmの丸棒状の試験片(テストピース)をお出しすることが多いですが、それ以外の直径・長さも対応可能です。

ディスク・丸板

ディスク・丸板試験片(テストピース)

円盤状の試験片(テストピース)になります。穴の開いていない平滑な円盤状の試験片(テストピース)を製作可能です。また真ん中に小さな穴の開いた状態ので試験片(テストピース)も制作することがあります。

ダンベル

ダンベル試験片(テストピース)

素材の引張強度や物性を調べるために真ん中がくびれていてつかみ白のある試験片(テストピース)を「ダンベル形(型)引張試験片(テストピース)」と読んでおります。素材の強度になりますので、鉄鋼や樹脂など素材は様々で製作しております。また樹脂の場合は金型への射出成形での製作も行っております。

Vブロック

Vブロック試験片(テストピース)

潤滑油性能試験に使用される、ピンを挟み込むためのV型の溝がある試験片(テストピース)のことを当社ではVブロックとよんでおります。鉄鋼で製作することが多いです。

球・ボール

球・ボール試験片(テストピース)

ボールの状態の試験片(テストピース)も取り扱っております。鉄鋼のボール試験片(テストピース)をお出しすることが多いですが、非鉄金属・樹脂のボール試験片(テストピース)も取り扱っております。

角棒・角材・角柱・立方体

角棒・角材・立方体試験片(テストピース)

平角棒や四角棒の試験片(テストピース)を製作可能です。JIS K 6849接着剤の引張り接着強さ試験方法 で規定されている12.7x12.7x38mmの試験片(テストピース)も可能ですし、違うサイズの試験片(テストピース)も製作可能です。

治具・スペーサー

治具・スペーサー試験片(テストピース)

平板・ディスクなどのシンプルな形状の試験片(テストピース)も製作可能ですが、素材を組み合わせた治具も製作可能です。例えば「JIS A 1439 建築用シーリング材の試験方法」では耐久性試験や動的耐候性試験に使用する治具なども製作しております。

チップ

チップ試験片(テストピース)

粉末状の試験片(テストピース)もご提供しております。粉末状の試験片(テストピース)で多いのは防錆防食・腐食試験用のFC250 鋳鉄チップの試験片(テストピース)ですが、それ以外のチップ試験片(テストピース)も製作実績がございます。

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